栃木県塩谷郡
2022年工場外装リノベーション
BEFORE
AFTER
三代に渡り栃木県にある工場にて製造業を営んでいるお客様からのご依頼で、工場の外装リノベーションを行いました。
価値ある日本のものづくりの現場を支えてきたこの工場は、戦前から稼働しているもの。
内装は都度業務に合わせてアップデートされてきたものの、外装は長きに渡り手付かずでした。
工場で作り出されてきた素晴らしい製品と会社の価値を、デザインの力で地域の方々や社員にとって目に見える形にすることを念頭におきました。
製造業を担う工場と、一般の住宅・商業ビルの大きな違いはその大きさと形です。
このリノベーションにより達成したい目的と予算のバランスをしっかりとり、ロゴマークや認証制度取得の告知など、この工場の中で「確かなものが作られている」という確信が建物により表現できることが我々の主題となります。
その価値をデザインにより表明することによって、取引先、社員、ひいては地域の方々に喜んでいただけると考えました。
【外観】
通りに面した工場正面は、長さ41mに及びます。この部分を重点的に外装リノベーションを実施しました。
夜にはLED照明によりロゴや看板文字がライトアップされ、道行く人が「駅ができたの?」とおっしゃるほど。
白・シルバー・黒・青・木目、のバランスと横に長い工場の建物のバランスをとり、古い感触を一新しています。
【看板・ロゴマーク】
会社のコーポレートカラーでもある青。
さまざまな青から、最もデザインと調和する青を選び、建物とロゴマーク双方に用いました。また、ISO認定工場であることを大きく判別しやすいように表示しました。
道行く人にも「確かなものづくりをしている場所なのだな」と感じていただけることを目指しています。